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2025.06.19

誰もが心地の良い場所を手に入れるために— 人の機微に敏感な私がたどり着いた、人材紹介という場所 [島田 奈緒(しまだ なお)]

誰もが心地の良い場所を手に入れるために— 人の機微に敏感な私がたどり着いた、人材紹介という場所 [島田 奈緒(しまだ なお)]

幼少期に芽生えた「誰かのために」という想い

「面白そう」から広がった世界と、国際協力への情熱

直面する「世界を変える」ことの難しさ、そして自分と向き合ったウガンダでの4ヶ月

燃え尽き症候群発症、そしてエイトシークエンスとの出会い

候補者様の「可能性」を引き出す、私の介在価値

エイトシークエンスのコンサルタントは、キャリアプランをじっくりとお聞かせいただき、充実感と納得感のあるキャリアの選択をサポートしています。このシリーズでは、コンサルタントの自己紹介と共に、キャリアの考えやモットーなどをお話します。実際に話してみたいコンサルタントがおりましたら、こちらよりお問い合わせください。
今回のインタビューは、島田 奈緒(しまだ なお)です。

幼少期に芽生えた「誰かのために」という想い

3人兄弟の末っ子として島田家に生まれた私。家族と共に暮らす中で自然と身についたのが、「人の機微に敏感であること」。幼い頃から姉や兄が怒られたり褒められたりする姿を目の当たりにしていたからか、自分が今どう立ち回るべきか?という意識が働き、気づけば、周りの人の表情や感情に敏感に反応し、困っていれば手を差し伸べ、喜んでいれば共に喜びを分かち合うような性格が育っていたように思います。

この「周りのために何かしたい」という想いは、私の人生の根底に深く根付いています。両親や友人からは「奈緒ちゃんは周りのことを凄く気にかけてくれるよね」と、言われるのですが、私からすれば周りのために気遣ってやっているというよりも、自分にとって心地よいからやっている感覚なんです。
例えば、ツライ表情をしている人が同じ空間にいたら、それ自体が私にとっての「居心地の悪さ」になるんです。だから、そのままにしておくのは辛い。自分でできることなら、手を差し伸べて、そのツラさをなくす手助けがしたいと心から思います。

小学生の頃、テレビで飢餓に苦しむ海外の子どもたちの姿を目にした時も、「なぜ世界はこんなにも不平等なんだろう」と強い違和感を覚えました。父の仕事の関係で、幼稚園の頃に南米についていき、その際、南米という土地柄、NPOや国際協力に携わる大人たちと接する機会が多くあったことも、この想いを育んだ背景にあると感じています。

そんな私が、その存在を知り強く尊敬の念を抱いているのがマザー・テレサです。見返りを求めることのない、慈愛に満ちたgiveの精神。周りから見たら自己犠牲をしてでも誰かに尽くしているようにさえ見えるその姿に、心からの尊敬の念を抱きますし、私自身、誰かのために、困っている人のために無償の愛で手を差し伸べる存在でありたいと、そう心から思います。

「面白そう」から広がった世界と、国際協力への情熱

中学~高校時代は吹奏楽部の部活動に熱中する傍ら、自分の価値観を更に深める体験を積んだ期間でした。中学の頃には町の看板に貼ってあった「おたすけ隊」のポスターに、中学生の私でも人のためにできるのではないかと思い、介護施設に2年ほど通い、ご利用者様の食事介助などのボランティア活動をしていました。高校生になると、テレビや本で感銘を受けた「世界を変えようと奮闘する人々」に憧れを抱くようになり、高校2年生の時には「人と違うことをしてみたい」という一心で単身カンボジアへ。そこで目の当たりにしたのは、テレビや本では知り得なかった現実でした。この経験が、私の国際協力への情熱をさらに強くしました。

高校2年生、カンボジアのスタディーツアーに参加した際の孤児院での集合写真

大学では、中学高校で高まった国際協力への意識(特に、貧困国が自立するための本質的支援に対する関心)を強く持ったまま、国際地域開発学科に進学。「農業の力で貧困地域を救う」という明確な目標を持っていました。しかし、インドでのスタディーツアーへ参加した際、現地の農業に触れ、「果たして自分にできるのか?」という不安が募りました。そこで出会ったのが「母子保健」の概念。女性や子どもといった社会的弱者を救うという文脈に、強い関心を持つようになりました。

直面する「世界を変える」ことの難しさ、そして自分と向き合ったウガンダでの4ヶ月

大学3年生の時、転機が訪れます。農業で本当に貧困国を救えるのか?という疑問、更に、農業未経験である自分は本当にその領域を深める形でいいのかと漠然とした疑問を抱えていたのですが、ゼミの教授へその不安を相談をすると、HIV/AIDSケアの先進国であるウガンダに行って実地調査をしてきたら?という問いかけもらい、「いきます!やります!」と、迷わず参加を決意しました。やりたいならやったらいいと快く送り出してくれた両親には感謝してもしきれません。
実際に現地で行っていたこととしては、HIV陽性者の家庭訪問や啓蒙活動、陽性者家庭での家庭菜園の運営支援など、多岐にわたる活動に携わりました。

一緒に働く仲間がお別れ会をしてくれた時の写真

当時、就職活動が本格化する時期にウガンダに滞在していたため、友人からの「面接通過」の通知が届くたび、「私はこれからの人生・キャリアをどのように選択するのか?」と、深く考える期間にもなりました
そこで痛感したのは自分の力不足でした。世界を変えることの難しさ、そして、自分の能力の限界を目の当たりにすると同時に、自分自身の人生における経済面における不安などから「国際協力という分野に人生をかける覚悟はない」という結論に至りました。それは同時に、これまでの「きれいごと」だけでは乗り越えられない現実を直視し、深く自己内省を進めるに至ったのです。
「このまま国際協力(特にNPOといった非営利組織への所属)の道へ進む事は難しいけれど、それでも誰かの役に立ちたい、与えられる人間でありたい」という根源的な想いは変わらず、いずれ、自らの力でビジネスを通し国際協力を叶えられるような人材になろうと、事業会社への就業を決断し、とあるベンチャー系の新卒紹介・支援会社へ就職しました。

燃え尽き症候群発症、そしてエイトシークエンスとの出会い

新卒で入社した会社では、6年半の期間を過ごしました。元々、ビジネスを知ること、そして共感したビジョンを体現するために、入社をしました。
夜も休日も時間を厭わず目の前の業務にコミットしている日々、新しい価値を生み出すことの楽しさを感じ、会社や事業や仲間の成長を喜び合える素敵な組織でした。
夜23時ころに仕事を終えて後輩たちと缶ビール片手に一駅歩きながら、今後の会社について語り合うのも、その当時の私の楽しみの一つでもありました。

前職の女子のみの貴重な写真

そんな中、30代を目前にして、今のままでいいのかと自分と向き合う時間が増えました。同社では、新事業の立ち上げフェーズに関わらせていただいたり、サービス責任者を担わせていただいたり、人材紹介もやれば新卒採用支援もして、営業もCSもその他も、、本当に多くの経験をさせてもらいました。経験値は高まったようにも思いますが、本来の入社の目的を果たせている感覚を持てぬまま、あっという間に時間が経過していました。
特に、元々ビジョンに共感したはずだったにもかかわらず、IPOを目指す中で社内での事業の方向性がビジョンにそぐわないフェーズに突入したことも重なり、事業転換のタイミングで退職を決意しました。

前職の代表に退職意向を伝えた後、国際協力系のNPOへの転職が決まっておりましたが、紆余曲折あり再び人材業界に目を向けました。しかし、出会う人材紹介会社はどこもピンとこず、モヤモヤとしながら転職先を探していた際、知人を通じて紹介されたのがエイトシークエンスでした。代表の小山さんが発信していたnoteを読んだ際、心の底から共感するパーパス・ビジョンに感銘し、「ここに入社したい」とお会いする前から確信を得ていました。
―――何にそこまで惹かれたのか。
それは、「お客様を大切にすること」「人に真摯に向き合い、その人の人生に丁寧に向き合うこと」でした。また、前職では人材紹介のプロフェッショナルがおらず、自分なりに競合調査をしながら最適解を試行錯誤する日々で、誰も相談できる人もいない中走っていましたが、エイトシークエンスには人材紹介におけるスペシャリストが多数在籍している点も、当時不安を抱えながら働いていた私にとって大変魅力的でした。
「ここでなら、自分らしく、お客様を大切にできる」という確信を得て、入社を決意しました。

運命的に出会えた最高の仲間

候補者様の「可能性」を引き出す、私の介在価値

エイトシークエンスで働く中で、私は人材紹介という仕事の魅力を再認識しています。候補者様一人ひとりの素晴らしい個性や、まだ見ぬ可能性を最大限に引き出し、最適なご提案をすることに大きな喜びを感じています。
そして、「島田さんだから仕事を任せた」、「島田さんだから相談できた」と、言っていただけるような、深い信頼関係を築けるコンサルタントでありたいと思っています。

人材紹介は本当に素敵な仕事です。
私はこれからも、自分自身の「らしさ」を大切にしながら、向き合う皆さまの「らしさ」も大切に、より良い未来へと踏み出すお手伝いをさせていただきたいと心から願っています。

そして、私自身のスキルを磨き、ビジネスパーソンとしての経験値・能力を高めた先には、きっと、マザーテレサのように無償の愛で向き合う人の幸せを願い、力になれている自分がいると信じて、今、私にできる最大の支援を出来ればとお客様に向き合う日々を送っています。

私が関わる方々に、心地よい場所を得ていただくために、そして、それが私自身の居心地の良さであることを確信し、これからも、この仕事で自分の力を蓄えご支援していきたいと思います。

日本大学を卒業後、社員数10名ほどのベンチャー企業に入社。新卒採用の新しい手法である「社長メシ」のサービス立ち上げに参画し事業を推進。登録者10万人を超えるサービスへと成長させる。その後、「仕事を通して『しあわせ』を感じる人を増やしたい」という想いから当社へ入社。コンサルタントとして、20〜30代の若手・中堅層を中心に転職支援を行う。現在は、休日には料理人としても活動し、二足の草鞋を履きながら、自ら「しあわせ」な働き方を実践。仕事を通じて充実したライフワークを追求している。

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