ideology 2021.06.06

【エイトシークエンスが定義する「らしさ」とは】

【エイトシークエンスが定義する「らしさ」とは】

らしさ、つなぐ
エイトシークエンスのコーポレートスローガンである『らしさ、つなぐ』の「らしさ」とは何か。

みなさんならどう応えるだろうか?
この共通理解を得ておきたいと思っている。
私の見解では、らしさの定義について「自然体」と答える。

では自然体とは何か。

自然体のらしさに至るには段階があると思っています。
そのあたりをきちんと解釈をしていくために、少し語ります。

私は「らしさ」には2つの意味があると思っています。

個性やユニークさを生かす生き方という意味と、
もう一つは心穏やかに生きるという意味。

一般的なキャリア論は競争、比較の世界です。
前者のらしさ(個性、ユニークネス)はこの世界での生き方。
後者の心穏やかにというのは、誰かと比較するのではなく自分の心で判断し意思決定していくことを意味しています。

前者の生き方は、他者と比較して自分の強みは何かを絞り込み、優位性のとりやすいポジションを如何に作り込むかが重視されますが、
これは必ずしも心穏やかに生きることに繋がるとは思えません。

競争は常に闘争と逃走の繰り返しです。
競争社会で生き残る方法を学ぶことが、必ずしも穏やかに生きることには繋がらないと考えるからです。

では心穏やかに生きる「らしさ」をどのように手に入れるか。

私は自分のスタンスで生きる力だと思っています。

世の中がどうあろうと、他人がどうあろうと、自分なりの意見を持ち、行動する。
比較、競争ではなく、自分の心が求めるものを選択する。
そこは、誰かに勝たないとという強迫観念もなく、頑張らなきゃというマスト感もない世界。
スタンスを持つ人は納得して生き、世の中の評価よりも自分の在り方に従う。

在り方に従うことはとても充実感を生む。

このように考えていくと、
一見、在り方だけで生きていければ幸せだと思うかもしれない。
ただ、残念ながらこの資本主義経済において在り方だけで生きていけるわけではないと思うのが本音だ。

スタンスが「世の幸せを考える」という人でも、
自分にしかできないことがなければ、単純作業の世界で生きることになる。
そして単純作業はAIやシステムに置き換わり、給与がどんどん下がり生活レベルが落ちていく。
マズローの欲求の通り、人は最低レベルの生活レベルが保証できていないと、幸せを実感すること自体が困難になる。

だからある程度は競争社会において生きる術を身に着けておかなければならなければ、スタンスを維持することができなくなる。

私はその「ある程度」を年収800万円程度が稼ぎ続けられる力と定義する。

これは年収7万5,000米ドル(約800万円)で幸福度はほぼ頭打ちになるということが、ノーベル経済学賞受賞者である心理学者ダニエル・カーネマン教授らによって発表されていることからきています。

だからこそ、今の世の中で考えるべきことは
①個性やユニークさを生かし年収800万円程度を創り続ける
②自分のスタンスを持ち心穏やかに生きる

この2つの要素を持つことが大切なのではないでしょうか。

これは企業にも当てはまります。
いくら良い理念やスタンスを持っていても、競合他社に打ち勝つ強みがなければ生き延びることができない。
ただし、強みだけを持っていても心は穏やかではなく。社風はいつも群雄割拠、評価は常に付加価値(金を稼いでいるか)だけになってしまう。
②の自分のスタンスを持つにはどうすればよいかについては、別途お伝えするとして、まずは大枠の概念を記してみました。

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社内風景イメージ
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