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2022.09.21
「周りの評価より自分の心に正直に」心ときめく意志決定をサポートしたい。

なんでも自由にやりなさい
世の中の「あるべき論」に対する反骨精神
やっぱりこうでなくっちゃ。自分の心に正直に生きるって最高だ。
仕事を楽しむのはスキル
ときに、非効率であることも大切にしたい
「らしさによる自然体の幸せの実現」は、自分の意志で、言葉で、行動で生きていくこと
エイトシークエンスのコンサルタントは、キャリアプランをじっくりとお聞かせいただき、充実感と納得感のあるキャリアの選択をサポートしています。このシリーズでは、コンサルタントの自己紹介と共に、キャリアの考えやモットーなどをお話します。実際に話してみたいコンサルタントと出会ったら、ぜひお問い合わせください。
今回のインタビューは、大岩 夏子(おおいわ なつこ)です。
なんでも自由にやりなさい
私は神奈川県横浜市で生まれ、両親と弟2人そして祖母と6人家族で暮らしてきました。
物心がついた頃から人に迷惑をかけること以外で、なにかをやってはいけないと両親から言われた記憶はゼロ。自分自身の意志をとてもリスペクトしてくれる両親で、やりたいことはなんでもやってこい!という教えのもと、かなり自由奔放な環境で育ちました。
自由だからこそ自分で考え判断し行動することができる。そして結果に責任を持つ覚悟で行動するという自律の価値観も幼少期に養われたと思います。
世の中の「あるべき論」に対する反骨精神
また、私の価値観に大きく影響を与えたのは父型の祖母の存在です。
私の両親は共働きで、当時平日の帰宅時間は20時頃。平日学校終わりの家での大半の時間は祖母と過ごす日々でした。
私の祖母は「女の子なんだから〇〇しなさい」「お姉ちゃんなんだから〇〇しなさい」と、「あるべき論」にとても忠実な人で、その頃から自分の意志に反し、型にはめられるということに幼いながら違和感や疑問、時に苦しさを感じる日々を過ごしていました。また、両親の考え方や価値観が祖母とは真逆だったからこそ、その矛盾を自分のなかで消化できず、世の中の「あるべき論」への反骨精神に拍車がかかったように感じます。
そんな矛盾から解放されたい思いで、時には自分の心の中の感情や想いよりもこの場をうまくやりすごす方が楽だから言うことを聞いていればいいやと、意志に反する行動や選択を優先する。そんな日々を繰り返し過ごしていくにつれて、本当の自分の意志に自然と気がつけなくなっている自分がいて、「なんとなく周りに合わせる私」という人格が形成されていったように感じます。
やっぱりこうでなくっちゃ。自分の心に正直に生きるって最高だ。
いつしか世の中の目、周囲の期待に合わせることが多くなった自分自身を解放させたのは、留学の経験です。誰も知らない、言語も通じない、住む家も仕事もなかった、そんな全く0の状態から自分の人生を築いていく。そんな体験がアメリカ、オーストラリアでの留学でした。
日本特有の同調文化から解放され、ちっぽけな自分のプライドが通用しない世界でありのままの自分をさらけ出す。はじめて個としての自分と向き合うことができたと感じています。
あなたはどう思うの?あなたはどうしたい?とストレートに問われる毎日。その繰り返しのなかで、もっと自分の心に正直でいい、どんな意志も素晴らしいし、自分の意志を大切に一瞬一瞬を生きることで、なにごとも自分ごと化されて些細なことにも責任を持てる。それでこそ、人生に当事者意識や活力が湧いて、辛いこともあるけど自力で壁を乗り越え、毎日が楽しくなるんじゃないだろうか。でも、これって小さい時に両親が教えてくれたことかもしれない。やっぱりこうでなくちゃ私・・!とハッとさせられました。アメリカとオーストラリアはこれまで生きていた自分を一度壊して、再構築してくれた。そんな場所でした。
そして、自分の意志を大切にする気持ちと同じくらい誰かの意志も大切にしたいと強く思うようになりました。これまで生きてきた環境も、価値観も全く違う他人に対して、自分の意見を押し付けたくないし、真実は決して一つじゃない。そんな気持ちを持つことができたのは約3年間の留学経験があったからでした。

仕事を楽しむのはスキル
帰国後、日本で初めての就職。同世代とは、既に2年の社会人経験差が生まれている状況でしたが、右も左も分からない私はまずは「このブランクを最速で埋めたい」という想いを叶えることを軸に就職活動をスタート。営業×新規事業の掛け合わせで、自分にとって最もキツイ環境で学びの多い場所に身を置こうと思い、入社当初から立ち上げの新規事業に携れる環境に惹かれ、某HR系のメガベンチャーへ就職。
同社では新規事業の営業からキャリアをスタートし、成果を残しエンタープライズチームの組成やチームマネージャーも経験。しかし、コロナを機に売り上げが激減し、会社としても何とか売上を創るため、サーマルカメラや空気清浄機、求人広告の販売など、それまで扱っていたSaaS系のテックサービスとは真逆と言ってもいいような商材を突如扱うことになりました。
そんな逆境においても、毎日楽しく全力で仕事ができたのは当時の事業部長がかけてくれた「仕事を楽しむのはスキル」という言葉のおかげだと感じています。「人はどれだけ好きな仕事をしていても24時間365日毎日ワクワクしていられるわけではない。日々の仕事において、困難がやってきてもやり続けられる、乗り越えられるのは、なんでこの仕事をやるのかを自分の中で意志決定できているから。それがわかっている人は、日々起こりうる困難を乗り越え成功体験を得て成長し、仕事がもっと楽しくなる。」その言葉をいただいて、改めてこの仕事に取り組む目的や意義を腑に落とした瞬間、逆境も楽しさにかわり、全くゆかりのない商品や業界にもとたんに愛着が湧いたのを覚えています。結果として1社目の在籍期間中で最も遣り甲斐を持って過ごした数ヶ月だったと感じています。
自身の日々の業務は好調だったこととは裏腹に、コロナにより共に働く仲間や部下たちが、会社都合で営業日や給与を減らされたり、大好きだった部署を異動させられたり、事業撤退を余儀なくされる様子をみて、大企業でありながらコロナの様な有事があれば人の(自分自身も含む)キャリアはなにも保障されていないことを実感しました。自分自身の中で、いま持っているものが全て引き剥がされたとしても、0→1で事業を立ち上げられる力を身につけておかないといけない。そんな漠然とした焦りと決意が混じった気持ちが湧き上がっていた時、ご縁があり当時創業のタイミングだった人材紹介会社に転職を決意しました。
ときに、非効率であることも大切にしたい
私が入社を決めた会社は創業したてで、かつ代表一人でスタートしたタイミング。その上、代表自身も人材紹介の経験を有していませんでした。代表も私も分からないことが多くある中で、二人で紹介事業をスタート。
ありとあらゆることを、とにかくなんでもやる。人材紹介事業におけるコンサルタントという自分の職業や立場に捉われず、会社の成長のために自分ができることを考え、自ら業務をつくり出し、できなくてもとりあえずできるまでやり切る、やり続ける。笑 そんな日々の繰り返しは、前職の私から仕事における視座を引き上げてくれた貴重な経験だったと感じています。
事業の立ち上がりは順調だった一方で、二人で経営する会社だからこそ、転職支援を叶え、クライアントからフィーをいただくことが大変重要なことであることは理解しつつも、どうやって効率よく支援を実現するかよりも、どれだけの想いを込めて支援をするかが、私の心の多くを占めるようになりました。結果的に、非効率と思われるような書類の添削や何度も重ねる面談、面接前後のフォローアップや同席、地方でも企業様に赴きリアルな現場を自分自身の目で見ることなど、個人と企業に泥臭く向き合い続け、それによって本質的な支援を実現できることに、やりがいと価値を見出すようになりました。

「らしさによる自然体の幸せの実現」は、自分の意志で、言葉で、行動で生きていくこと
当時、取締役として経営観点で会社を見ることも求めていただけるようになっていたものの、もっと人材紹介を行う立場として、その腕を磨き、より一層質の高い支援を実現したいという想いが日増しに強くなっていました。
この業界に飛び込む際には、単純に人のキャリアに関心を持ち、自分自身の0→1の力をつけることが目的でした。ただ、経験を積むごとに、本来私が目指したいのは0→1を創造する力ではなく、向き合う企業や候補者の方々が本来うちに秘めている心の声に向き合い、自らの意志で幸せな人生を生きていくための応援をしたい、この純粋に湧き出る気持ちを元に仕事をしたいと強く思うようになったのです。
そして、エイトシークエンスという会社に出逢い、個人の方や企業様へ向き合うスタンス、掲げるPurposeなどに深く共感し、私はこの環境で、自分の湧き出るエネルギーと気持ちに素直になって仕事に取り組むことを決心しました。
転職という人生の転期において、誰かや世の中の期待する自分でなく、自分がなりたい自分を、少し立ち止まって一緒に考えてみたいです。
いざ挑戦するには気負いしてしまうけど心の底からワクワクすること、自分の気持ちに蓋をしてずっとほったらかしていた本当はやりたいこと、正直まだこれがやりたいとは発見できていないけど何か模索したいと思う感情。
どんな感情や思いも余すことなく丁寧に向き合い応援したいです。
自分の人生は誰かが決めてくれるものではないので、時にその意思決定はハードですが、自分で自分を幸せにする人生にできるように、心からときめくキャリア選びを一緒に考えていきたいです。

大岩 夏子(おおいわ なつこ)
大学卒業後、総合人材メガベンチャー企業に入社。HRTech事業領域にて営業職としてFintechサービスの拡販に従事。 主に大手企業の新規開拓営業を担当し、新規事業の立ち上げ、マネジメントを経験。 2019年/2020年度と全社MVPを受賞した後、転職を決意。 2021年よりスタートアップの1人目社員として、社長と二人三脚で人材紹介事業の立ち上げを経験。 主にIT・広告・コンサル業界のスタートアップ・ベンチャー・上場企業と様々なフェーズの企業の、経営幹部人材(C×O、経営企画、事業開発など)、コンサルタントの紹介を中心に支援。現在、エイトシークエンスでは幅広い業界における、成長・変革期を迎えるベンチャー企業・上場企業を担当。