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2024.12.06

心の握手をするようにお客様、候補者様と向き合い、心の伴走者であり続けたい。

心の握手をするようにお客様、候補者様と向き合い、心の伴走者であり続けたい。

16歳から社会人デビュー!天職である接客業に出会った

サックスのプロを目指しながら働く日々

上京し、人生を変える出会い

アップルへの転職

人材業界への転職

周りの方がいるからこその人生

心の握手をするようにお客様、候補者様と向き合う

★★インタビューワーの感想★★

エイトシークエンスのコンサルタントは、キャリアプランをじっくりとお聞かせいただき、充実感と納得感のあるキャリアの選択をサポートしています。このシリーズでは、コンサルタントの自己紹介と共に、キャリアの考えやモットーなどをお話します。実際に話してみたいコンサルタントがおりましたら、こちらよりお問い合わせください。
今回のインタビューは、真壁 咲子(まかべ さきこ)です。

16歳から社会人デビュー!天職である接客業に出会った

私は北海道の室蘭という地で、母一人、子一人という家庭環境の中で育ってきました。
幼少期はかなりの人見知り。隣のおばさんや道行く人に「かわいいね!」と声を掛けられても、母の後ろに隠れてしまう子でした。(周りの方からは、今の私からは考えられないと言われます。)

幼少期の公園で遊んでいるときの写真

そんな私も高校を卒業し、「進路選択」という、大きな意思決定の場面に出くわしました。
シングルマザーということもあり、母にこれ以上経済的な負担をかけてまで、学びたいことがなかったため、大学進学はせず、「自分でお金を稼ぐ=就職」という選択をしました。
母が接客業で働きながら、女手一つで私を育ててくれたこともあり、私は「接客業」を選び、室蘭にあるリゾートホテルで働くことになりました。
そこは世界中の観光客が集まる場所。色々な言語、方言が飛び交う環境の中で、お仕事をしていました。
お客様から、最後必ず「ありがとうございます。」と言って帰っていただけること、中には「一緒に写真撮ろうよ!」と言ってくれた方々もいました。
こんなに楽しくて、感謝されることがあるのだとこの時初めて知り、「接客業」という楽しさやりがいにどっぷり浸かったのはこの時からでした。

サックスのプロを目指しながら働く日々

順風満帆に室蘭で働いていた私ですが、中学の部活から続けていたサックスでプロを目指したいと強く思い、20歳で拠点を札幌に移すことを決意しました。(その当時、室蘭にサックスの先生がいなかったのです。)
接客に力を入れていることで有名だった、蕎麦屋さんへの転職をしました。
バイトリーダーの先輩がかなり厳しく、接客の善し悪しを叩き込んでくれました。
飲食店ではあるものの、お客様の9割はリピートのお客様。
ただただマニュアルに書いてあることをやるだけではなく、お客様が今この瞬間に求めていることは何だろうと常に考えて動いていました。
お仕事とサックスの猛練習というに二足の草鞋を履きながら6年間突っ走ってきました。

愛用のサックス

上京し、人生を変える出会い

そんな私も東京への憧れがあり、東京に出てきました。
ソフトバンクショップでお客様の接客を中心に働いていました。
聾学校が近くにある店舗で働いていたので、ろう者のお友達ができました。今振り返ると人生を変える出会い、素敵な偶然だったのかなと思います。
ろう者のお友達5人と私で食事に行くことがありました。当たり前なのですが、彼女彼らにとっては、手話が第一言語、筆談が第二言語なのです。
自分だけ会話から取り残されていました。この空間では、自分がマイノリティになった初めての瞬間でした。
「私にとっての障害って何?」
マジョリティでいることが普通で、マイノリティとなったときに障害になるのか… 今まで考えたこともないことを頭の中でぐるぐる考えていました。
ろう者のお友達とは定期的に会っていました。しかし何か壁があるのです。
聞いてみると、「耳が聞こえる人は最初だけ。最初だけ手話を勉強したりしてくれるけど、結局諦めてしまう。あなたもそのうちの一人でしょ。」と言われたのです。
その言葉がきっかけで、もっと本当の想いや考えを知りたい。そしてこのお友達を見返してやりたい。と強く思い、手話教室に通い、本気で手話を始めました。
前述したように、当時プロを目指していたサックス。スランプに陥っていたこともあり、趣味として続けていく決意をし、「仕事&サックス」の生活から、「仕事&手話」の生活になっていきました。

アップルへの転職

スタッフとのお気に入りの写真

おかげさまで手話はネイティブにまで上達し、早い手話の読み取り、複数人での会話などもできるようになりました。
そんな中で、私はアップルへの転職を強く願っていました。
理由は色々あるのですが、当時の放映されていたCMが衝撃的だったのです。
手話だけのCM
無言の30秒。ろう者の2人がFace timeというビデオ通話の機能を使ってコミュニケーションを取る。今まで携帯電話を使えなかった人たちが使える。そんな画期的で衝撃的なCMに私は心を打たれ入社を決意しました。
そこで10年、お客様と向き合ってきました。
ろう者の界隈で、手話ができる人がいるということ知れ渡り、私を訪ねてきてくれる方もいらっしゃいました。

Apple最後の店舗で、お気に入りの一枚です

人材業界への転職

アップルでは素敵なご縁をいただき、楽しく10年働いていました。
しかし、この先のキャリアアップを考えたとき、次は、マネージャー。
マネージャーになったらお客様とは関わらず、数字管理がメインのお仕事であり、私が全く興味のないことでした。
「アップル製品を通して人生を変えたい」
と強く思っていた私は、ここでのキャリアパスはないと思い、転職を決意しました。
そこで出会ったのが人材業界でした。
人々が経験する数回の転職。そこに関わることができることに価値を感じたこともあり、人材業界への転職をしました。

周りの方がいるからこその人生

私の人生は、自分ひとりで完結するものではなく、いつも誰かがいて成立するものでした。
お客様がいるからこそ、最高の接客を届ける自分がいる。
音楽を聴いてくれる方がいるからこそ、心に届く演奏をする自分がいる。
自分を信じて手話をしてくれる方がいるからこそ、手話をする自分がいる。
本当に周りの方々がいてこそ自分がいる人生でした。

心の握手をするようにお客様、候補者様と向き合う

こんな私なので、
うわべのコミュニケーション取るのが苦手です。
とことん向き合い、とことん本音で語り合う。
ビジネス、お金だけでは語れない関係が候補者様とはあると思っています。
転職は勇気がいることですし、覚悟がないと出来ないことです。
また、転職は人生をよりよくするための手段だと思っています。
だからこそ、ただ今までやってきたお仕事を聞くだけではなく、その方の本質を知りに行くこと。会話を楽しむこと。を大切にしています。
ここエイトシークエンスでは、お客様(企業、候補者)の心の伴走者であり続けたいと思っています。

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★★インタビューワーの感想★★

1時間半ほどインタビューをさせていただきましたが、常時パワフルな熱量があり、引き込まれてあっという間でした。
真壁さんの人生は「自分自身で道を切り開く」を体現していました。
そして、中途半端で投げ出さず、自分が納得いくまでとことんやっていくという芯の強さも感じました。
(インタビュー・写真撮影/エイトシークエンス島田)

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愛犬まるとのツーショット

真壁 咲子(まかべさきこ)
高校卒業後、室蘭のホテルに就職。20歳の時に室蘭から札幌に拠点を移す。
2012年にAppleに転職。 
その後は、人材大手にて、キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザーに従事。
2024年9月にエイトシークエンスに入社。

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